1.はじめに
朝、完璧に仕上げたベースメイクが、昼には崩れている——そんな経験、ありませんか?特に忙しい平日や大切な日に限って、「あれ、ファンデーションがよれてる…」「毛穴が目立ってきた…」なんて鏡を見てがっかりすることも。
でも大丈夫。正しいアイテム選びと塗り方のコツさえ掴めば、夕方まで美しいベースメイクをキープすることは十分可能です。この記事では、崩れにくいベースメイクの作り方を基礎から応用まで徹底解説。プチプラからデパコスまで、本当に使える下地・ファンデーション情報をお届けします。
もう「メイク直しが面倒」「写真映りが心配」といった悩みとはお別れ。自信を持って一日過ごせるベースメイク術を、一緒にマスターしましょう。
2.ベースメイクが崩れる原因と対策
なぜベースメイクは崩れるのか?
ベースメイクの崩れには、必ず原因があります。まず最も多いのが皮脂による崩れ。特にTゾーンは皮脂分泌が活発で、時間とともにファンデーションが浮いてしまいます。次に乾燥による崩れ。肌が乾燥すると、潤いを求めて過剰に皮脂を分泌し、結果的に化粧崩れを引き起こします。
また、摩擦による崩れも見逃せません。マスクやハンカチ、無意識に顔を触る癖なども崩れの原因に。さらに、スキンケアとメイクの相性不良や塗り方の問題も大きく影響します。厚塗りしすぎたり、下地とファンデーションの組み合わせが合わなかったりすると、どんなに高価なアイテムでも崩れやすくなってしまいます。
肌質別・崩れの特徴と対策
脂性肌の場合
崩れ方:皮脂でファンデーションが浮く、毛穴落ちしやすい
対策:皮脂コントロール下地、セミマット〜マット系ファンデーション
ポイント:薄づき重ね塗りで調整、こまめなパウダー使用
乾燥肌の場合
崩れ方:粉っぽくなる、部分的にはがれる
対策:保湿下地、ツヤ系・しっとり系ファンデーション
ポイント:スキンケアで十分保湿、薄づきで自然な仕上がりを
混合肌の場合
崩れ方:Tゾーンは皮脂崩れ、頬は乾燥
対策:部分使い分け、Tゾーンは皮脂対応、頬は保湿重視
ポイント:下地の使い分けが効果的
敏感肌の場合
崩れ方:赤みが出る、かゆみで擦ってしまう
対策:低刺激性下地、ミネラルファンデーション
ポイント:肌に優しい成分重視、薄づきで負担軽減
3.下地選びの完全ガイド
下地の役割と重要性
化粧下地は単なる「ファンデーションの前に塗るもの」ではありません。肌とファンデーションの密着を高める接着剤のような役割を果たし、化粧持ちを格段にアップさせます。また、肌の凹凸を整えることで、ファンデーションの仕上がりを美しくし、紫外線や外的刺激から肌を守る保護機能も備えています。
さらに、肌色補正や毛穴カバーなど、悩み別に特化した機能を持つ下地も多数登場。適切な下地選びは、ベースメイクの完成度を左右する重要なステップなのです。
下地の種類と選び方
皮脂コントロール系
適した肌質:脂性肌、混合肌のTゾーン
特徴:皮脂を吸着し、テカリを防ぐ
おすすめシーン:長時間外出、夏場
保湿系
適した肌質:乾燥肌、冬場の肌
特徴:潤いを与えながらメイクの密着度UP
おすすめシーン:エアコンの効いた室内、乾燥する季節
毛穴カバー系
適した肌質:毛穴の開きが気になる方
特徴:シリコン系成分で肌表面をフラットに
おすすめシーン:近距離での撮影、大切なイベント
トーンアップ系
適した肌質:くすみが気になる方
特徴:光の効果で肌を明るく見せる
おすすめシーン:血色を良く見せたい時、すっぴん風メイク
プチプラ下地おすすめランキング TOP7
1位: プリマヴィスタ 皮脂くずれ防止化粧下地
価格:約3,080円(25ml)
特徴:汗・皮脂に強く、13時間化粧持ちをキープ
向いている肌:脂性肌、混合肌
口コミ:「夏でも全然崩れない」「Tゾーンのテカリが気にならない」
2位: セザンヌ 皮脂テカリ防止下地
価格:約748円(30ml)
特徴:プチプラなのに優秀な皮脂コントロール力
向いている肌:脂性肌、コスパ重視
口コミ:「この価格でこの効果は驚き」「毛穴もある程度カバーされる」
3位: キャンメイク マシュマロフィニッシュベース
価格:約770円(25ml)
特徴:ふんわりマシュマロ肌に仕上げる
向いている肌:普通肌、ナチュラル志向
口コミ:「自然なツヤ感が好み」「肌がきれいに見える」
4位: 無印良品 UVベースコントロールカラー
価格:約990円(30ml)
特徴:UVカット効果もある多機能下地
向いている肌:敏感肌、シンプル処方好き
口コミ:「肌に優しくて安心」「色ムラがきれいに整う」
5位: インテグレート ミネラルベース
価格:約2,938円(20g)
特徴:光の効果で肌悩みをぼかす
向いている肌:くすみが気になる肌
口コミ:「肌がワントーン明るくなる」「自然な仕上がり」
6位: 毛穴パテ職人 BBクリーム
価格:約1,320円(30g)
特徴:毛穴カバー力が高く、BBクリーム機能も
向いている肌:毛穴悩み、時短メイク派
口コミ:「毛穴が本当に見えなくなる」「これ一本でベースが完成」
7位: ちふれ メーキャップベースクリーム
価格:約880円(30ml)
特徴:シンプル処方で肌に優しい
向いている肌:敏感肌、成分重視
口コミ:「刺激がなくて使いやすい」「ファンデののりが良くなる」
4.ファンデーション選びの極意
ファンデーションの種類と特徴
リキッドファンデーション
特徴:カバー力が高く、ツヤのある仕上がり
メリット:乾燥肌に◎、写真映えする
デメリット:崩れやすい場合がある、テクニック必要
おすすめ:乾燥肌、ツヤ肌志向、カバー力重視
パウダーファンデーション
特徴:さっぱりとした仕上がり、持ち運び便利
メリット:崩れにくい、メイク直しが簡単
デメリット:乾燥しやすい、カバー力に限界
おすすめ:脂性肌、時短メイク、自然な仕上がり好み
クッションファンデーション
特徴:手軽に使えて、ツヤ感のある仕上がり
メリット:時短、ツヤ肌、SPF値高め
デメリット:衛生面要注意、持ちがやや短い
おすすめ:時短重視、ツヤ肌志向、外出先での使用
BBクリーム・CCクリーム
特徴:多機能で1本で済む
メリット:時短、肌に優しい、ナチュラル
デメリット:カバー力に限界、色選び難しい
おすすめ:ナチュラル派、時短、肌負担軽減
プチプラファンデーション おすすめランキング TOP5
1位: レブロン カラーステイ メイクアップ
価格:約2,200円(30ml)
特徴:24時間崩れ知らずの高密着
仕上がり:セミマット、高カバー
口コミ:「本当に崩れない」「カバー力がすごい」
2位: メイベリン フィットミー リキッドファンデーション
価格:約1,760円(30ml)
特徴:豊富な色展開で自分に合う色を発見
仕上がり:ナチュラル、中〜高カバー
口コミ:「色が豊富で助かる」「自然な仕上がり」
3位: キャンメイク マシュマロフィニッシュファンデーション
価格:約1,045円(10g)
特徴:ふんわり軽やか、毛穴レスな仕上がり
仕上がり:マット、中カバー
口コミ:「毛穴が見えない」「長時間くずれない」
5位: インテグレート プロフィニッシュファンデーション
価格:約1,320円(オープン価格)
特徴:光の効果で美肌見せ
仕上がり:ツヤ、中カバー
口コミ:「肌がきれいに見える」「自然なツヤ感」
デパコスファンデーション 殿堂入り3選
1.エスティローダー ダブル ウェア ステイ イン プレイス メークアップ
価格:約6,600円(30ml)
特徴:24時間崩れない伝説的ロングセラー
おすすめポイント:抜群の持続力、豊富な色展開
2.NARS ナチュラルラディアント ロングウェア ファンデーション
価格:約7,024円(12ml)
特徴:自然な輝きと高いカバー力の両立
おすすめポイント:ツヤ感、色持ちの良さ
3.ディオール フォーエヴァー スキン グロウ
価格:約7,150円(30ml)
特徴:24時間美しいツヤ肌をキープ
おすすめポイント:高級感のある仕上がり、スキンケア効果
5.崩れないベースメイクの塗り方テクニック
スキンケア〜下地の基本ステップ
STEP1: スキンケアでしっかり保湿
乳液やクリームが肌に馴染むまで5分程度待つのがポイント。急いで下地を塗ると、スキンケアとメイクが分離して崩れやすくなります。
STEP2: 下地を適量取る
パール粒大を目安に、少量ずつ重ねるのが鉄則。一度にたくさん塗ると厚塗り感が出て、崩れの原因に。
STEP3: 丁寧に伸ばす
中心から外側に向けて、優しく伸ばします。特に小鼻周りや目の際は、指先で丁寧に馴染ませて。

6.ファンデーションの正しい塗り方
リキッドファンデーションの場合
- 手の甲で適量(パール粒大)を取る
- 額、両頬、鼻、顎の5点に置く
- 中心から外側に向けて、スポンジで叩き込むように
- 境界線をぼかして自然に仕上げる
パウダーファンデーションの場合
- スポンジに適量取る(つけすぎ注意)
- 頬の高い部分から塗り始める
- 滑らせるように均一に広げる
- 小鼻周りは残ったファンデで軽くタッチ
プロが教える!崩れ防止の秘密テクニック
- ティッシュオフ法
ファンデーションを塗った後、ティッシュで軽く押さえることで余分な油分を取り除き、化粧持ちがアップ。 - 仕上げパウダーの重要性
最後のフェイスパウダーは必須。特にTゾーンはしっかりと、頬は軽くがポイント。 - スポンジは湿らせる
少し湿らせたスポンジを使うことで、ファンデーションが肌に密着しやすくなります。 - 重ね塗りのコツ
気になる部分は、最初に薄く全体に塗ってから、部分的に重ねる方が自然な仕上がりに。 - シーン別・季節別メイク術
季節に合わせたベースメイク調整法
春:花粉・PM2.5対策
下地:バリア機能の高いもの
ファンデ:軽やか、でも密着度の高いもの
ポイント:こまめなメイク直しを前提に薄づき重視
夏:汗・皮脂・紫外線対策
下地:ウォータープルーフ、皮脂コントロール系
ファンデ:崩れにくいタイプ、SPF値高め
ポイント:朝の仕上げパウダーを念入りに
秋:季節の変わり目の肌ゆらぎ
下地:保湿系、肌に優しいタイプ
ファンデ:バランスの取れたセミマット系
ポイント:肌の調子を見ながらアイテム調整
冬:乾燥・暖房対策
下地:高保湿、ツヤ系
ファンデ:しっとり系、保湿力の高いもの
ポイント:スキンケアで十分保湿してからメイク
シーン別おすすめベースメイク
仕事・オフィス用
求める効果:上品、きちんと感、崩れにくさ
おすすめ:セミマット系、中カバー
色選び:首に合わせた自然な色味
デート・お出かけ用
求める効果:美肌見せ、写真映え
おすすめ:ツヤ系、しっかりカバー
色選び:顔色が良く見える明るめ
アウトドア・スポーツ用
求める効果:崩れない、UV対策
おすすめ:ウォータープルーフ、軽やか
色選び:汗をかいても自然な色味
7.化粧直しのコツとアイテム
上手な化粧直しの手順
STEP1: 余分な皮脂を取る
あぶらとり紙やティッシュで優しく押さえる。ゴシゴシ擦るのはNG。
STEP2: 保湿をプラス
化粧水ミストや美容液ミストで軽く保湿。乾燥による崩れを防止。
STEP3: ファンデーションを重ねる
崩れた部分にだけ、薄くファンデーションを重ねる。全体に塗り直すより自然。
STEP4: パウダーで仕上げ
最後にフェイスパウダーで全体を整えて完成。
持ち歩きたい化粧直しアイテム
必須アイテム
あぶらとり紙
コンパクトファンデーション
フェイスパウダー
リップクリーム
あると便利
化粧水ミスト
コンシーラー
綿棒(はみ出し修正用)
8.よくある質問(Q&A)
Q: 下地とファンデーション、どちらが重要ですか?
A: 両方大切ですが、化粧持ちを考えると下地が特に重要。適切な下地選びで、安価なファンデーションでも美しい仕上がりが可能です。
Q: ファンデーションの色選びで失敗しませんか?
A: 首との境目に塗って、自然光の下で確認するのがベスト。迷ったら、少し明るめより暗めを選ぶ方が失敗しにくいです。
Q: 混合肌の場合、下地は使い分けるべき?
A: 理想的には使い分けがおすすめ。でも面倒な場合は、悩みの強い部分(通常Tゾーン)に合わせて選び、気になる部分だけ別アイテムで補強を。
Q: 肌荒れしている時のベースメイクは?
A: 肌に優しいミネラル系や、薄づきのBBクリームがおすすめ。無理にカバーしようとせず、コンシーラーをポイント使いする方が肌に負担が少ないです。
Q: プチプラとデパコス、どちらを選ぶべき?
A: 肌悩みや予算、使用シーンによって選択を。プチプラでも優秀なアイテムは多いので、まずは試してみて、不満があればデパコスを検討する流れがおすすめです。
9.まとめ
崩れないベースメイクは、決して「高価なアイテムを使うこと」ではありません。自分の肌質と悩みを正しく理解し、適切なアイテムを適切な方法で使うことが最も大切。そして何より、毎日のスキンケアで肌のコンディションを整えることが、美しいベースメイクの土台になります。
今回ご紹介したアイテムや技術を参考に、あなたにぴったりのベースメイク法を見つけてください。朝の5分の丁寧なベースメイクが、一日中続く自信につながるはず。鏡を見るたびに「今日の肌、調子いい!」と思える日が、きっと増えるでしょう。
美しいベースメイクで、毎日をもっと輝かせてくださいね。あなたの魅力を最大限に引き出すメイクライフを、心から応援しています。




