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「朝はきれいに仕上がったのに、昼休みに鏡を見たらもうヨレヨレ…」そんな経験、ありませんか?特に忙しい平日や大切な日には、メイク直しの時間もなかなか取れないもの。夏の汗や湿気、冬の乾燥、マスク生活による摩擦など、メイクを崩す要因は年中無休で私たちの肌を狙っています。
でも大丈夫。メイクが崩れる原因を理解し、正しいテクニックを身につければ、朝のメイクを一日中キープすることは十分可能です。この記事では、ヘアメイクアップアーティストが実際に使っているプロのテクニックから、忙しい朝でも実践できる時短術まで、メイク持続の全てをお伝えします。
「メイク直しが面倒」「夕方の自分の顔に自信が持てない」そんな悩みを解決して、一日中美しい自分でいる自信を手に入れましょう。
2. メイクが崩れる5つの原因と対策
原因1:皮脂の過剰分泌
なぜ起こる?
ストレス、ホルモンバランス、気温上昇、間違ったスキンケアなどが皮脂分泌を促進。特にTゾーンは皮脂腺が多く、崩れやすい部位です。
対策
- 朝のスキンケアは油分を控えめに
- 皮脂吸着成分配合の下地を使用
- メイク前のティッシュオフで余分な油分を除去
原因2:乾燥によるメイク浮き
なぜ起こる?
肌が乾燥すると、バリア機能が低下してメイクが密着しにくくなります。また、乾燥を補おうと皮脂が過剰分泌されることも。
対策
- 保湿力の高いスキンケアで土台を整える
- 乾燥しやすい部分には保湿下地をプラス
- セッティングスプレーで水分チャージ
原因3:摩擦によるヨレ
なぜ起こる?
マスク、髪の毛、手で触る癖などによる物理的な摩擦で、メイクが削れたりヨレたりします。
対策
- 摩擦に強いロングウェア処方のアイテム選び
- メイクの上からパウダーで摩擦防止
- 触る癖を意識的に控える
原因4:汗と湿気
なぜ起こる?
汗に含まれる塩分や、高湿度環境がメイクの密着力を弱め、流れ落ちの原因となります。
対策
- ウォータープルーフアイテムの活用
- 汗をかきやすい部分には特に念入りなセッティング
- 吸汗速乾性のあるパウダー使用
原因5:不適切なベースメイク
なぜ起こる?
肌質に合わない下地やファンデーション、厚塗り、不十分な密着などが崩れの大きな原因。
対策
- 肌質診断で適切なアイテム選び
- 薄く重ねる技術をマスター
- プライマーで下地作りを完璧に
3. 肌質別・崩れない下地選び
オイリー肌:皮脂コントロールが最優先
選ぶべき下地の特徴
- 皮脂吸着パウダー配合
- マット〜セミマット仕上がり
- 毛穴カバー効果あり
- ロングウェア処方
おすすめ成分
シリカ、酸化亜鉛、酸化チタン、ナイロンパウダー
使い方のコツ
Tゾーンは薄めに、頬は保湿効果のある部分用下地と使い分けも効果的。
乾燥肌:保湿力と密着力の両立
選ぶべき下地の特徴
- 高保湿成分配合
- ツヤ感のある仕上がり
- 肌なじみの良いテクスチャー
- 長時間うるおいキープ
おすすめ成分
ヒアルロン酸、セラミド、スクワラン、グリセリン
使い方のコツ
乾燥しやすい目元・口元は重ね付けし、全体は手のひらでしっかりなじませる。
混合肌:部位別の使い分けテクニック
Tゾーン用
皮脂コントロール効果の高いマット系下地
頬・目元用
保湿力重視のツヤ系下地
使い方のコツ
境界線をぼかすように丁寧になじませ、部位ごとの肌状態に合わせてカスタマイズ。
敏感肌:低刺激で肌に優しく
選ぶべき下地の特徴
- 無香料・無着色
- アルコールフリー
- 紫外線カット効果あり
- アレルギーテスト済み
避けたい成分
エタノール、香料、防腐剤(パラベン)、紫外線吸収剤
4. 崩れないファンデーションテクニック
リキッドファンデーションの密着術
Step1:適量を守る
- 使用量:パール1粒大(顔全体)
- 一度に塗らず、少量ずつ重ねる
- 厚塗りは崩れの最大の原因
Step2:塗布方法
- 両頬、額、鼻、顎の5点置き
- スポンジまたはブラシで外側に向かって伸ばす
- 境界線をしっかりぼかす
- 最後に清潔なスポンジで余分な油分をオフ
Step3:密着させるテクニック
- 手のひらで顔全体を包み込み、体温で密着させる
- 細かい部分は指の腹で優しくプレス
- 最低30秒は密着タイムを設ける
パウダーファンデーションの均一塗布法
ツール別テクニック
パフ使用時
- パフの半分にファンデーションを取る
- もう半分でなじませて量を調整
- 顔の中心から外側に向かってプレス
- 境界線は何もついていない面でぼかす
ブラシ使用時
- ブラシに少量取り、手の甲で余分な粉を落とす
- 円を描くようにクルクルと塗布
- 最後に一方向にブラシを動かして仕上げ
クッションファンデの長持ちさせる方法
正しい使い方
- パフは清潔な状態で使用
- 軽くパフにファンデを取り、手の甲で量調整
- 叩き込むように優しくパッティング
- 重ね付けは薄く、少しずつ
長持ちのコツ
- 使用前に下地でしっかり土台作り
- 仕上げのパウダーは必須
- パフの汚れはこまめにチェック
5. 部位別メイク持続テクニック
アイメイク:一日中美しい目元をキープ
アイシャドウの密着術
- アイシャドウベースは必須アイテム
- まぶたの油分をコントロール
- 発色と持ちを大幅にアップ
- 薄く均一に塗布
- 重ね塗りテクニック
- パウダーシャドウ → クリームシャドウ → パウダーシャドウ
- 各層を薄く重ねることで密着力向上
- ブラシは清潔なものを使用
- 下まぶたの崩れ防止
- コンシーラーで下地作り
- 薄くパウダーをのせてからアイシャドウ
- 最後にセッティングパウダーで仕上げ
アイライナーの滲み防止
ペンシルタイプ
- 描いた後にアイシャドウで軽く押さえる
- ウォータープルーフタイプを選択
- 目尻は特に丁寧に密着させる
リキッドタイプ
- まつ毛の根元を埋めるように描く
- 完全に乾いてから次のステップへ
- トップコートで保護するのも効果的
ベースメイク:Tゾーンの皮脂対策
朝の仕込み
- 皮脂吸着下地をTゾーンに重点的に
- ファンデーションは薄めに塗布
- フェイスパウダーでしっかりセット
日中のケア
- あぶらとり紙で優しく皮脂オフ
- パウダーで軽く押さえる
- 厚塗りにならないよう注意
リップメイク:食事をしても落ちない唇
長持ちリップの作り方
- リップスクラブで角質オフ
- リップバームで保湿(5分後ティッシュオフ)
- リップライナーで輪郭と全体を塗りつぶす
- 口紅を薄く塗布
- ティッシュオフして余分な油分除去
- パウダーを軽くのせる
- もう一度口紅を塗布
ティントリップの活用
- ベースにティントを仕込む
- 上から通常の口紅を重ねる
- 外側が落ちても内側の色が残る
チーク:自然な血色を一日キープ
クリームチーク活用法
- ファンデーションの後、パウダーの前に塗布
- 指の腹で軽くタッピングして密着
- 上からパウダーチークを重ねる
- 最後にフェイスパウダーで全体をセット
パウダーチークの正しい付け方
- ブラシに取った後、手の甲で量調整
- 笑った時に高くなる部分から外側に向かって
- 薄く重ねて濃度調整
- 最後に境界線をぼかす
6. セッティング・仕上げテクニック
フェイスパウダーの効果的な使い方
ルースパウダー
- パフに取り、手の甲で余分な粉を落とす
- プレスするように優しく押さえる
- Tゾーンは特に念入りに
- 最後にブラシで余分な粉を払う
プレストパウダー
- 外出先での直しに便利
- パフで軽くプレスして取る
- 薄く均一に重ねる
- 厚塗り感を避けるため少量ずつ
セッティングスプレーの正しい使い方
使用タイミング
- メイク完了後
- 日中のメイク直し後
- 特別な日は朝のベース完了時と最後の2回
スプレー方法
- 顔から20-30cm離す
- 均一に霧状になるよう調整
- 目を閉じて全体にスプレー
- 自然乾燥を待つ(ドライヤー禁止)
選び方のポイント
- 肌質に合った成分選択
- 保湿タイプ vs マットタイプ
- 香りの有無を確認
プロが使う最終チェックポイント
鏡でのセルフチェック
- 正面だけでなく横顔もチェック
- 自然光での見え方を確認
- 境界線がぼけているか
- 厚塗り感がないか
- 左右のバランスは取れているか
長持ちの最終確認
- ティッシュで軽く押さえて転写テスト
- 笑ったり話したりして密着度チェック
- 気になる部分は軽くパウダーで押さえ直し
7. おすすめアイテム紹介
皮脂コントロール下地
1. プリマヴィスタ 皮脂くずれ防止化粧下地
価格:3,080円(25ml)
特徴:汗・皮脂に強く、13時間化粧持ちデータ取得済み
おすすめ度:★★★★★
2. セザンヌ 皮脂テカリ防止下地
価格:660円(30ml)
特徴:プチプラながら優秀な皮脂吸着力
おすすめ度:★★★★☆
保湿系下地
3. ポール & ジョー モイスチュアライジング ファンデーション プライマー S
価格:6,570円(30ml)
特徴:美容液レベルの保湿力でツヤ肌ベース作り
おすすめ度:★★★★★
4. 無印良品 UVベースコントロールカラー
価格:990円(30ml)
特徴:保湿力とカバー力のバランスが良いプチプラ下地
おすすめ度:★★★★☆
ロングウェアファンデーション
5. エスティローダー ダブルウェア ステイインプレイス メークアップ
価格:3,950円(30ml)
特徴:24時間持続のプロ仕様ファンデーション
おすすめ度:★★★★★
6. レブロン カラーステイ メイクアップ
価格:2,200円(30ml)
特徴:プチプラで24時間落ちないロングウェア処方
おすすめ度:★★★★☆
セッティングパウダー
7. ローラメルシエ トランスルーセント ルースセッティングパウダー
価格:2,684円(29g)
特徴:プロ愛用の定番セッティングパウダー
おすすめ度:★★★★★
8. イニスフリー ノーセバム ミネラルパウダー
価格:858円(5g)
特徴:皮脂吸着力抜群のプチプラパウダー
おすすめ度:★★★★☆
セッティングスプレー
9. アーバンディケイ オールナイター ロングラスティング メイクアップセッティングスプレー
価格:3,960円(118ml)
特徴:16時間メイクキープの最強スプレー
おすすめ度:★★★★★
10. NYX プロフェッショナル メイクアップ セッティングスプレー
価格:1,760円(60ml)
特徴:手頃な価格で本格的なセッティング効果
おすすめ度:★★★★☆

8. シーン別メイク持続術
オフィス・平日の長時間キープ
朝の時短術(10分で完成)
- 皮脂コントロール下地をTゾーンに(1分)
- 保湿下地を頬・目元に(1分)
- ファンデーションを薄く全体に(3分)
- コンシーラーでポイント修正(2分)
- フェイスパウダーでセット(2分)
- 眉・リップで仕上げ(1分)
昼休みの3分直し
- あぶらとり紙で皮脂オフ
- パウダーファンデで軽く押さえ
- リップの重ね塗り
特別な日・イベント用
前日の準備
- 角質ケアで肌表面を整える
- 集中保湿マスクでコンディション調整
- 十分な睡眠でベストな肌状態に
当日の入念仕上げ
- スキンケアは30分前に完了
- プライマー使用で完璧な下地作り
- 各工程でしっかり乾燥時間確保
- セッティングスプレーで最終仕上げ
夏場・汗対策
汗に負けないベース作り
- ウォータープルーフ下地必須
- ファンデーションは薄めに2度塗り
- セッティングパウダーを多めに
- アイメイクはすべてウォータープルーフ
外出時の携帯アイテム
- あぶらとり紙
- プレストパウダー
- 綿棒(アイメイク直し用)
- ウォータープルーフマスカラ
マスク生活対応
摩擦に強いベース作り
- しっかりと肌に密着する下地選び
- ファンデーションは軽めに
- セッティングパウダー必須
- 摩擦部分は特に念入りにセット
マスク内の蒸れ対策
- 吸湿性の高いパウダー使用
- リップは長持ちタイプ選択
- マスクを外した時のチェック習慣
9. トラブル時の応急処置
よれた時の直し方
ファンデーションのヨレ
- スポンジの清潔な面でヨレ部分を軽く拭き取る
- 化粧水をスプレーして肌を整える
- 薄くファンデーションを重ねる
- パウダーでセット
アイメイクの滲み
- 綿棒で滲んだ部分を優しく除去
- コンシーラーで下地を整える
- アイシャドウベースを薄く塗布
- アイメイクを描き直し
乾燥でのメイク浮き
応急保湿法
- ミスト化粧水を軽くスプレー
- 手のひらで優しくプレス
- 乳液を極少量、乾燥部分になじませる
- パウダーで軽くセット
皮脂崩れの直し方
効果的な皮脂オフ法
- あぶらとり紙で余分な皮脂除去
- 残ったメイクをスポンジでなじませる
- パウダーファンデで軽く押さえ
- フェイスパウダーで仕上げ
10. よくある質問(Q&A)
Q: メイク持続には高級コスメが必要?
A: 必ずしも高級である必要はありません。重要なのは肌質に合った処方選びと正しい使用方法です。プチプラでも優秀な持続力のあるアイテムは多数あります。
Q: 下地は何種類も使った方がいい?
A: 肌悩みが複数ある場合、部位別に使い分けることで効果的です。ただし、境界線のぼかしや時間的余裕を考慮して判断しましょう。
Q: セッティングスプレーは毎日使うべき?
A: 特に皮脂が多い方や長時間メイクを保ちたい日には効果的です。ただし、肌に合わない場合は使用を控えましょう。
Q: 厚塗りにならずにカバー力を上げるには?
A: 下地での肌悩み補正、薄いファンデーションの重ね塗り、コンシーラーでのポイント使いが効果的です。
Q: 敏感肌でも崩れないメイクはできる?
A: 低刺激処方のアイテム選びと、こすらない優しい塗布方法で十分可能です。パッチテストを行い、肌に合うアイテムを見つけることが大切です。
11. まとめ
メイクの持続力は、正しい知識と少しのテクニックで格段に向上します。大切なのは、自分の肌質と生活スタイルに合った方法を見つけること。完璧を目指すあまり厚塗りになってしまうより、薄く重ねて密着させる技術をマスターすることが、美しい仕上がりと持続力の両立への近道です。
今回ご紹介したテクニックの中から、まずは取り入れやすいものから始めてみてください。毎日の積み重ねで、必ず「朝のメイクが夜まで美しい」を実現できるはず。忙しい毎日でも、鏡を見るたびに自信が持てる、そんなメイクライフを送りましょう。
あなたの美しさを一日中キープする、最適なメイク持続術がきっと見つかります。

















